2020年に仙台圏で供給された新築マンションは前年比505戸(37%)減の860戸だったそうです。
供給戸数が1000戸を下回るのは5年とのことですが、相変わらずものすごい数だなと思います。
減少の原因はもちろん新型コロナの感染拡大で販促活動に影響が出たためですが、それ以前に供給過剰ですよね。
仙台だけでも毎年1000戸供給されている一方で、空家の増加が社会問題化している、ということは「余っているのに更に造り続けている」わけです。
不動産って戸建、マンションに拘わらず、一度造ると余程のことが無い限り向こう数十年そこに在り続けます。
家電製品や自動車は10年程度で廃棄(リサイクル)していますが、家はそういうわけにはいかないですよね。
それでも造り続けられる。
マンションデベロッパーや住宅メーカーは造るのが仕事だから、造らないわけにはいかない。
「家が余っている、供給過剰だ」なんて今に始まったことではなくて、僕がこの業界に入った約30年前にはすでに表面化していましたから。
「これからはストック需要がメインにならなければ」というのも昔っから言われています。
ではなぜ、「苦戦している」とか言いながらも新築物件がそれなりに売れるのか。
それは「新築だから」、この一言に尽きます。
家が余っていて10軒に1軒以上の空家がある、と言われていますが、その内で立地条件や家そのものの価値を考慮して再利用できる物ってどのくらいあるでしょうか。
半分にも満たないのではないかな、と僕ほ思っています。
そういうことなので、これからも「お家」はたくさん造りつづけられます。
ちなみに前述の新築マンション、平均面積は73.18㎡で平均価格は4895万円、諸費用込みで5000万円超。
坪単価221万円!
いやぁ、スゴイですね。
ということで、買い替えなどでご不要の物件をお持ちの方は是非とも手放しましょう!
当社はいつでもご売却のお手伝いができます。