相続を一度も経験したことが無い、という人もいつかは高い確率で経験するときがくると思います。
不動産の相続はこれまでも義務化されていましたが、罰則は無いので相続が発生しても、登記されずに放置さる例も多いようです。
特に不動産としての資産価値の低い物件は、相続人(相続を受ける側の人）にしてみれば負担となる場合も多々あります。
もう少し分かりやすくいうと「いらないです、不要です」といったところでしょうか。
残されて困る不動産とは一言で表すと「換金できない、売りたくても売れない」、そんな物件です。
それに空家の維持・管理に費用が発生するとか、保安上の問題もあります。
一方で国家としては所有者が不明のまま放置されている不動産は様々な不都合が生じますよね。
そんなことから登記の義務を強化するということだそうです。
さらに登記済の物件でも、所有者の住所変更も同様に扱うようなので、例えば転勤族で複数の物件を所有している人は手間と負担が増えそうです。
逆に国としては登録免許税の税収増に繋がるし、固定資産税の税収も増えることが予測されるので地方自治体も収入が増えます。
どちらにしても良いことだと思います。